本ホームページ冒頭の「ごあいさつ」で、
>>>マツタケ人工栽培究極の会は、農学・林学・医学・薬学その他各分野
の有志が集まって結成された>>>とあります。
「科学の各分野から、マツタケの人工栽培について
多角的にアプローチしましょう」という、提言でもあります。
それぞれの(分野:ここで山に例えるなら)
全ての山を、登頂することはできません。
すべての分野を極めることは、無理ですが、
それぞれが、自分の山(分野)を少し登った高みから、
「マツタケ人工栽培」という山を、望んで見える景色・風景を
持ち寄れば、「マツタケ人工栽培」という山も、近すぎて見えない
アウトライン(稜線・輪郭)が、くっきり見えるハズです。
例えば、AIを使って、ウェブで得られるデータを集めるにしても
それは同じことで、「マツタケ人工栽培」という山の
直登を目指す必要がないのだと思います。
各人の高さから、見える景色を、持ち寄って、重ねて行けばいいのです。
多方面からの稜線を重ねていくことで、「マツタケ人工栽培」という山が、
立体的に見えるのではないでしょうか?
私は、コンポスト製造(堆肥醗酵)の技術を持っています。
堆肥の材料として、木材の伐採枝・稲藁・ウッドチップなどの炭素源と、
畜糞や下水汚泥などの窒素源とで、C/N比調整をして、
スターター(熟成堆肥)と混ぜて、水分調整をして、
さらに、好気性菌と嫌気性菌を遷移交代させるために、
(好気性菌と嫌気性菌は二元的なものではなく、中間的なものも)
ブロワーで送気したり、ブロワーを停止したり
切り返し(天地返し)したりします。
普通に畜糞を、干草と混ぜて積み上げておくと
(法律で、一定以上規模の畜糞の野積みは禁止されています)
堆肥製造は1年半以上かかりますが、
上の技術では、21日間、3週間で完熟堆肥ができます。
その結果、畜糞のストックヤードが、小さくて済みます。
口で言うのは容易いですが、細部のノウハウや数字に部外秘
がたくさんあります。
ここから得られる知見で、複雑混合系では、
【菌類は、一定の閾値(10の6乗個/g)を超えると、比加級数的に増殖し、
その増殖占有が原因で衰退するが、絶滅はせず(源頼朝が伊豆に居たように・
足利尊氏や足利義昭が鞆の浦に潜んだように、劉邦が捲土重来したように)
再興の機会を窺って、細々と生き延びる。】というものがあります。
赤で色づけした部分は、6桁の法則といわれるものですが、
ウェブ上で、捜してもHitしません。
公知の事実ではないのかも知れません。
山田秀明先生に教わりました。
それと、所謂「セントラルドグマ」というものがあります。
個人的に、この言葉を、生化学だけに使うのは気持ち悪いのですが、
この概念も、セッションの叩き台に使いたいです。
これも、叩き台 担子菌門
皆様からの、意見・提案・疑問など、
フィールドワーク以外のセッションの場を設けたいと思い、
今回のブログを更新しました。
是非、書き込みをお願い致します。
※これは、一種 ブレーンストーミング なので、
人の意見を否定しない
質よりも量を重視する
思いついたことを言う
というルールでやります。
私の疑問
マツタケの菌糸は、単核(1核)のものと2核のものとがあり、
核(性みたいなもの?)の種類がA,a,B,bと4種類あるらしい。
単核なら4種類であり、2核ホモでも4種類、
2核ヘテロなら6種類の、全14種類の組み合わせが考えられる。
単核があるということは、無性生殖するということです。
胞子はすべて減数分裂して単核なんでしょうか?
それとも、2核の胞子があるのでしょうか?
↓参考PDF まつたけ山復活させ隊 吉村文彦氏による
http://kinkiagri.or.jp/activity/Lecture/lecture20190606-02.pdf
のP7では、
ライフサイクルで、一次菌糸・二次菌糸を図示し、
P9では、
相利共生で緊密な菌根性があるとし、
P21では、
腐生性⇒奇生共生⇒片利共生⇒相利共生(マツタケ)
菌根共生(マツタケ)⇒フランキア共生⇒根粒共生(バクテロイド)というMapがあります。
マツタケは、腐生菌よりも片利共生菌よりも進化している事が理解できます。
P29では、
「重機を使って潅木の伐根」までやって、腐植を徹底的に除去し、ほぼ裸地にして、
マツクイムシ耐性のマツタケ感染松:2年生を植えるだけで、5年ぐらいでも、マツタケ山は復活する!とあります。
また、高瀬教授の大学のHPで、以前、
「【根粒】ですら老化する、いわんや【マツタケのシロ】をや!」
という記述があったように思うのですが、、、。
マツタケは、ウイルスと異なり、生物なので、
ライフサイクルがあって、老化時計があるのだと思います。
菌類の胞子は、植物の種子あるいは、花粉(精子)や子房(卵子)のようなものではなく、
上のような、一次菌糸・二次菌糸・子実体という、サイクルを経過する事実があります。
以下、思いついたこと(個人の感想)です。
関谷先生・大島先生のような、日本農芸化学会のフェローに限らず、
学者の方は、自分の専門分野から少しでも外れると、専門分野の学者
に遠慮をして、口を挟まないという傾向があります。
(専門の門は問ではない:専門家は口を挟まない)
恐らく、吉村文彦さんも、マツタケが本来の専門ではないために、
マツタケに関しては、晩学で、ウェブ上に↑のようなレポートを、
躊躇無く上げていらっしゃるのだと思います。
近畿アグリハイテク:監事(関谷次郎先生!)のPDFです。
私もシロウトであり、遠慮も躊躇もありません。
そして、皆様同様、時間も予算も、
そないに潤沢ではありません。
※ブレーンストーミング
【英】brainstormingブレーンストーミングとは、ある議題についてアイデアを出したい場合や、問題点を列挙したい場合などに、複数人が集まって自由に意見を述べる方法のことである。この方法により、新たな発想を生みだすことが期待できる。ブレーンストーミングにはいくつかのルールがある。1つは、人の意見を否定しないことである。意見が否定されると、否定された本人も、その場にいる他者も、新たなアイデアを言い出しにくくなってしまうためである。また、もう1つのルールは、意見の質よりも量を重視することである。突飛な意見や個人的に重要ではないと思われる意見も、すべて思いついたことは発言し、列挙することが大事だとされている。ブレーンストーミング後には、列挙された情報を整理することが必要である。この整理には、放射状にアイデアを記していくマインドマップやアイデアをカードにまとめて整理するKJ法などが用いられる。複数の意見の共通点や、意見を結び付けることによる意外な発見から、新たなアイデアの創出が期待できる。
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野村さん!!記事のアップありがとうございます!!
私はコンピュータサイエンス+機械工学からの側面(感性)での気付きを共有していきたいと思います!!
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