第31回マツタケ人工栽培究極の会  令和3年4月10日の記録

本日も晴天なり、風は涼しく作業がしやすい一日になりそうです。

 

集合場所の植物園北側のエンジュが植えてあるあたり、

石臼を西北に向けて、半分埋めてありました。

 

 

 

藤田林業さんのマツタケ山でマツタケ発生環境整備地の補正手入れを行います。作業の目的としては、疑似根回しにより白根と細根を発根させたうえで、今年の秋にマツタケ菌の接種を行うということです。

参加者は、大島先生、関谷先生、高瀬先生、野村さん、藤田利幸さん、藤田博美さん、田中です。

本会の10回以上/31回中は、マツタケ菌の接種を試みていますが、

現在のところ、ほとんどのトライは失敗です。

 

↑第21回(去年3月)土にマツタケ菌を培養した袋(藤田徹さん調製)を接種した松が枯れていました。

今回の失敗は、接種したホスト松(樹齢20年ぐらい)が、

接種した後で、樹幹注入する前に

マツノザイセンチュウによる松枯れ状態になった事です。

 

 

本日の作業はこれまでに、移植した松が活着せずに枯れてしまった経験を教訓として、

松を移植しないで根を露出し、環状剥皮して細根を出させてから 接種する下準備です。

1本の松の根をハダカにしていきます。

たくさんの根や石が掘り下げるのを妨げます。

前回第30回との大きな違いは、傾斜地で、地下水位がずっと下なので、

乾き易く、マツタケ菌向きなところが大きいと思います。

斜面の作業で明日は皆さん、筋肉痛確定です。

 

2本の松の根が水平に広がっていることがわかります。

埋め戻し用に、腐植の少ないマサ土(真砂土:花崗岩の風化土)の準備です。

 

一旦お昼休みでご飯です。

お昼を食べていると横でかわいいモグラが死んでました。初めて野生のモグラを見ましたが、モグラってかわいいですね。

モグラもミミズもセミの幼虫も、地中の菌類の拡散に

何らかの関わりがあるのではないでしょうか?

 

 

 

午後の作業開始です

ハダカにした根の細根を切り、皮を根の直径3倍ほどの長さで剥いていきます。

   

 

剥いた根の皮の内側を舐めてみると薄甘く、水分がすぐににじみ出てきます。

 

根の皮剥き作業が完了、埋め戻す前に、目印のヒモを先端側に結んでおきます。

 

 

マサ土をかけて踏み固めます

 

マサ土の掘りだしはとても大変で、唐箕のリレーで、みんなヘロヘロになってしまいました。

 

 

あとは、松の落ち葉をかけて雨で流れないようにします。

 

マサ土の掘り出しはこちら

 

明日は、確実に筋肉痛ですね。

今年の秋に、いっぱい白根が出ていますように!!

本日も皆様、お疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

今回は、作業終了後、藤田利幸さんのご厚意にて、

ワラビを採集させて頂きました。

私は、タカノツメ(山菜)を採らせて頂きました。

タカノツメの芽
ハカマを取って、塩で2分間茹でる。
混ぜごはんにすると、香りがよくて色のきれいなこと。
ノボリリュウというキノコも、頂いて帰りました。10分間塩茹でして野菜と合わせてスープにしたら、シメジのような食感と香りがしました。

 

藤田さんの山をお借りしないと、この研究会は成立しません。

藤田利幸さん、いつも誠に有難うございます。

 

4月新年度。野村は私事ながら、町内会費を集める役を仰せつかりまして、

以前、町内会長をやったこともある町内ですが、町費を集めております。

一律¥2400/年をもれなく集めるのは、案外 大変な仕事です。

未納者が僅か数名残り、そこからが大変です。

皆さん、会費は集める人の労苦を慮って、サクっと払いましょう

藤田博美さん、いつもお世話になり、誠に有難うございます。

 

 

第31回マツタケ人工栽培究極の会  令和3年4月10日の記録」への2件のフィードバック

  1. 利幸さん、博美さん、いつもありがとうございます!!
    また、普通ではお会いするのも難しいような大先生の皆様、
    いつもありがとうございます!!感謝!!
    本日、会費振込予約しました!!

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